ソ ミンジョン    Minjung SEO
   徐 珉廷
   所属
国際学部 国際学科
   職種
准教授
発表年月日 2017/08
発表テーマ 日本語の「ニ」と韓国語の「에게/eykey/」―認知言語学の〈事態把握〉の観点から―
発表学会名 第五回中日韓朝言語文化比較研究国際シンポジウム
主催者 延辺大学外国語学院・延辺大学日本学研究所
学会区分 国際学会
発表形式 口頭(一般)
単独共同区分 単独
開催地名 中国・延吉
概要 本発表では、一般的に与格表示として知られている韓国語の「eykey」と日本語の「に」が、理論上は起点表現を表す場合に着点表現を使う場合に焦点を当てて、認知言語学の〈事態把握〉の観点からこの問題を考察した。与格(dative)標示として知られている英語の前置詞‘to’、韓国語の助詞「eykey」と日本語の助詞「に」は「eykey」と「に」が「~e cwuta/patta」、「~にあげる/もらう」のように方向性において‘to’の反対である‘from’の意味も表すことができるのに対して、英語の‘to’にはこのような意味がない。これは、日本語話者と韓国語話者は英語話者のように動力連鎖を客観的に見ることもあるが、〈主観的把握〉の程度が強いので認知主体である話者との関係で事態を見るための特別な(有標)動機化の結果として現れることを考察した。