フジシマ ヨシツグ    FUJISHIMA Yoshitsugu
   藤島 喜嗣
   所属
人間社会学部 心理学科
 
生活心理研究所 所属教員
 
生活機構研究科 心理学専攻
   職種
教授
発表年月日 2020/09/08
発表テーマ 行動再解釈による潜在態度および顕在態度の変容
発表学会名 日本心理学会第84回大会
主催者 日本心理学会
学会区分 全国学会
発表形式 ポスター
単独共同区分 共同
開催地名 東洋大学白山キャンパス
発表者・共同発表者 藤島喜嗣・外赤友美恵・花田紗織里
概要 再解釈とは、行動記述から導かれた解釈で、後続情報により既存意味が消失し、新しい意味に置き換わることを指す。Mann & Ferguson (2015, 研究1a)は、最初に人物の否定的行動記述を見せ、感情誤帰属手続き(AMP: Payne et al., 2005)を用いて態度測定した。その後、付加情報を提示して再解釈操作を行い、再びAMPと質問紙で態度測定した。その結果、再解釈を促した場合、AMP、質問紙いずれにおいても評価が好転した。本研究は、研究1として、この研究1aの直接的追試を実施した。その結果、質問紙では再解釈効果が見られたが、AMPでは見られなかった。この理由としてネガティビティバイアスの関与が考えられた。そこで研究2では、手続きを変更し、肯定的な印象が後続の否定的な追加情報によって覆るかを検討した。その結果、研究1と同様、質問紙では再解釈の効果が見られたが、AMPでは見られなかった。再解釈の過程とその限界について考察した。