フジシマ ヨシツグ    FUJISHIMA Yoshitsugu
   藤島 喜嗣
   所属
人間社会学部 心理学科
 
生活心理研究所 所属教員
 
生活機構研究科 心理学専攻
   職種
教授
発表年月日 2021/09/11
発表テーマ 感染可能性判断に対する同一結果観測の影響
発表学会名 日本グループ・ダイナミックス学会第67回大会
主催者 帝塚山大学
学会区分 全国学会
発表形式 ポスター
単独共同区分 共同
開催地名 奈良県
発表者・共同発表者 藤島喜嗣・石井萌波・白石まどか・宮本祐里
概要 本研究は、Krueger & Clement (1994)を感染症感染率の推測課題に適用し、サンプルサイズ・ヒューリスティックと推測の保守性が、感染症検査の陽性、陰性結果に基づく推測に対しても同様に生じるか検討した。その結果、総じて損失回避から感染可能性を見積もる傾向が見られた。陽性条件においてサンプルサイズ・ヒューリスティックが見られた。これは、同一内容の検査結果を適切に利用できた可能性があるが、感染可能性を高く見積もるために確証的な情報利用をした可能性も考えられた。ただし、検査結果がない場面においては、都合の良い結果を求める動機づけられた推論や、素朴信念の影響が考えられた。陰性条件では推測の保守性が認められた。感染可能性が低くても感染したら重大なので、感染可能性を高く見積もっておくよう補正した可能性があり、損失回避傾向を示した結果と考えられる。