コニシ カナエ    KONISHI Kanae
   小西 香苗
   所属
食健康科学部 管理栄養学科
 
女性健康科学研究所 所属教員
 
生活機構研究科 生活科学研究専攻
   職種
准教授
発表年月日 2020/05/15
発表テーマ 中高年男女における社会経済学的要因と食事パターンとの関連
発表学会名 第74回日本栄養・食糧学会大会
主催者 日本栄養・食糧学会
学会区分 全国学会
発表形式 口頭(一般)
単独共同区分 共同
開催地名 誌上発表
発表者・共同発表者 小西香苗、武藤杏子、広田直子、百武愛子、村松宰
概要 「本報告の全般担当」
近年、健康が所得、教育歴、職業など社会経済的要因(Socioeconomic Status:SES)により規定されることが世界的に報告されている。また、SESが健康状況、生活習慣、食習慣、食品摂取へ与える影響が多数報告されている。そこで本研究では日本人中高年男女におけるSESと食事パターンとの関連を検討することを目的とした。
【方法】調査対象者は首都圏、関西都市圏、長野県に位置する4年制私立大学に通う自宅通学生の両親(n=1237)とした。生活習慣・食習慣調査および食品摂取状況はBDHQ(簡易型自記式食事歴法質問票)を用いた。
【結果】第1因子(健康的パターン)は野菜類、大豆製品、芋類、魚類を高摂取傾向、第2因子(軽食・菓子パターン)は和・洋菓子、おせんべい、パン、アイスクリームを高摂取傾向、第3因子(洋食パターン)はマヨネーズ、肉類、ハム、卵などを高摂取傾向であった。世帯収入と食事パターンとの関連では、世帯収入が高くなるほど健康的パターンの因子得点が高くなる傾向がみられ、この関連は性別、年齢、学歴、個人年収などを調整しても有意であったな関連がみられた。