ツルオカ アケミ
TSURUOKA Akemi
鶴岡 明美 所属
人間文化学部 歴史文化学科
生活機構研究科 生活文化研究専攻
職種
教授
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発表年月日 | 2018/05/18 |
発表テーマ | 南山古梁文・谷文晁画『宮城野聚勝園記』をめぐる一考察― 文人美術の展開に果たした役割―― |
発表学会名 | 第71回美術史学会全国大会 |
主催者 | 美術史学会 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 単独 |
開催地名 | 東北大学 |
発表者・共同発表者 | 鶴岡明美 |
概要 | 仙台藩の儒者櫻田澹斎(1795-1864)が歌枕の地宮城野に聚勝園なる別業を設けたことを機に制作された『宮城野聚勝園記』(以下『聚勝園記』と略、九州大学付属図書館他)に江戸後期の画家谷文晁(1763-1840)が別業を眺望して描く一図(以下「聚勝園図」と称す)の正面摺「聚勝園図」について、その制作の経緯を文晁の弟子、舩津文渕の子孫に伝わる資料の分析を通じて明らかにする。その結果、文晁「聚勝園図」が地元画家による実景図の提供を含む、澹斎提供による細やかな指示に基づき制作されたことが明らかになった。また、大和絵と漢画を折衷した穏やかな描写の一因として、聚勝園に漢文や漢詩のみならず、幕府若年寄堀田正敦(1755‐1832)の和文ならびに公家、大名、儒者などの文化人による和歌が寄せられている点を指摘した。 |