ボルジギン フスレ    Borjigin HUSEL
   ボルジギン 呼斯勒
   所属
国際学部 国際学科
 
国際文化研究所 所属教員
 
生活機構研究科 生活文化研究専攻
 
生活機構研究科 生活機構学専攻
   職種
教授
発表年月日 2012/05/20
発表テーマ 中国によるチンギス・ハーンの政治利用
発表学会名 国際シンポジウム「21世紀のグローバリズムからみたチンギス・ハーンとモンゴル帝国」
学会区分 国際学会
発表形式 口頭(一般)
単独共同区分 単独
開催地名 東京大学総合文化研究科
概要 1920年代、チンギス・ハーンとモンゴル帝国は中国の知識人にたたえられ、チンギス・ハーンをめぐるアイデンティティの問題が生まれた原因を分析し、中国が内モンゴルを統合したとき、どのようにチンギス・ハーンを位置づけたか、また、1929年以降の中東(東清)鉄道をめぐる中ソ対立、1960年代の中ソ対立において、中国政府がいかにチンギス・ハーンを「政治」利用してきたかについて検証した。さらに、中国は、チンギス・ハーンを「中華民族の英雄」としてたたえると同時に、モンゴル人のナショナリズムの高揚をふせぐために、国内や周辺諸国におけるチンギス・ハーンの宣伝や記念活動を警戒しつづけてきたと指摘した。