シラス テツヒサ
SHIRASU Tetsuhisa
白數 哲久 所属
人間社会学部 初等教育学科
生活機構研究科 人間教育学専攻
現代教育研究所 所属教員
職種
教授
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発表年月日 | 2021/09/18 |
発表テーマ | 対話を促す科学読み物の活用に関する研究 -文化‐歴史的活動理論と知識構成型ジグソー法の援用- |
発表学会名 | 令和3年度日本学校図書館学会研究発表大会 |
主催者 | 日本学校図書館学会 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 単独 |
開催地名 | オンライン |
開催期間 | 2021/09/18 |
発表者・共同発表者 | ◎白數哲久 |
概要 | 本研究では,主体的・対話的で深い学びの実現に向けた授業改善に寄与する,科学読み物を活用した子ども同士の対話を促進させる方略について検討した。検討の過程で,「知識構成型ジグソー法」と,教材としての「科学読み物」を結びつけるためにエンゲストロームが提唱する文化‐歴史的活動理論に基づいた「活動システムのモデル」を援用して授業デザインの枠組みを構築した。この枠組みを活用し,小学校第 6 学年を対象に「生物と環境」に関する理科授業の事例的研究を行った結果,子どもの環境保全に関わる科学的概念は「一人ひとりの心がけが大切であること」から,「人間が環境を保全すべきであること」や,「自然は人間だけのものではないこと」へと変容する傾向があることが示唆された。また,本研究で提起した「活動システムのモデル」に基づいた授業デザインの枠組みは,子どもの科学的概念の形成を促進させる授業づくりに有効であることが示唆された。 |