イシガキ ミチコ    ISHIGAKI Michiko
   石垣 理子
   所属
環境デザイン学部 環境デザイン学科
 
生活機構研究科 環境デザイン研究専攻
 
現代ビジネス研究所 所属教員
   職種
教授
発表年月日 2018/05/26
発表テーマ 動作適応から見たパターン設計ーきつく見える服ー
発表学会名 日本家政学会第70回大会(要旨集p.107)
主催者 (一社)日本家政学会
学会区分 全国学会
発表形式 口頭(一般)
単独共同区分 共同
開催地名 東京
発表者・共同発表者 ○山村美紀、石垣理子、猪又美栄子
概要 現在の市場は、趣味手交の多様化した消費者に対応した様々な衣服が流通し、その中に動きにくそうな極端なデザインも存在する。本研究では、”きつく見えるけれども動くことができる服”をコンセプトに、胸囲ゆとり量をできるだけ少なくしたシャツを設計し、動きやすさの構造について検討した。
実験服は、胸囲ゆとり量を非常に少なくし、着用すると前後中心線が15度傾き、体幹に対して捻じれてしわが生じるよう設計した。袖幅には、上腕最大囲に7.5cmのゆとりを加えた。用布は木綿の平織りである。実験要因として胸囲のゆとりを2/4/7cmの3水準とした着用実験の結果、着用時の捻じれによる皺は「見かけのきつさ」を強調しているが、上肢動作によって皺が開いて体表の変化に追従する構造、バイアス時による変形、袖幅の十分なゆとりにより、上肢動作、日常動作が可能であり、平織の布を用いて胸囲ゆとり2cmのシャツが成立した。