タカオ テツヤ    TAKAO Tetsuya
   高尾 哲也
   所属
食健康科学部 食安全マネジメント学科
 
生活機構研究科 生活科学研究専攻
 
国際文化研究所 所属教員
 
生活機構研究科 生活機構学専攻
 
女性健康科学研究所 所属教員
 
現代ビジネス研究所 所属教員
   職種
教授
発表年月日 2019/09
発表テーマ 唾液腺由来細胞A253株のアミノ酸による応答性について
発表学会名 日本味と匂学会 第53回大会
学会区分 全国学会
発表形式 ポスター
単独共同区分 共同
発表者・共同発表者 榊原七美, 高尾哲也, 青木三恵子, 高尾恭一
概要 唾液分泌量低下は、食事量減少や嚥下障害、低栄養のリスクに繋がる。食品成分により唾液腺刺激により唾液量が増加すれば、QOL改善が可能であると考えられる。ヒト顎下腺腫瘍由来細胞A253株において苦味の受容体であるTAS2R群と甘味の受容体であるT1R3が発現している事はすでに報告済みである。そこで本研究では食品中に多く含まれる多様な呈味性を持つアミノ酸を試料とし、A253株の呈味成分の応答性を検討した。A253株を培養後、Fluo-8を導入した。閾値を基準として10濃度に調整したアミノ酸を試料とした。アミノ酸試料で細胞を刺激して応答性の測定を行った。アミノ酸のうち苦味を有する、メチオニン0.3-6.8mM、フェニルアラニン4.5-45.4mM、ヒスチジン塩酸0.3-6.59mM、トリプトファン1.1-22.1mM、バリン2.1-21.4mM、アルギニン0.1-2.9mM、甘味を有するアミノ酸である2.9-57.1mMグルタミン2.9-57.1mMでが濃度依存的に応答した。甘味を持つセリン、アスパラギン、酸味を持つアスパラギン酸ナトリウム、呈味性を持たないシステインについては応答性を認めなかった。本研究の一部は昭和女子大学研究助成金により行われた。