タカオ テツヤ    TAKAO Tetsuya
   高尾 哲也
   所属
食健康科学部 食安全マネジメント学科
 
生活機構研究科 生活科学研究専攻
 
国際文化研究所 所属教員
 
生活機構研究科 生活機構学専攻
 
女性健康科学研究所 所属教員
 
現代ビジネス研究所 所属教員
   職種
教授
発表年月日 2019/09
発表テーマ 同胞7名と両親の味覚受容体TAS2RS発現における相似性と多様な発現(ケース・スタディ)
発表学会名 日本味と匂学会 第53回大会
学会区分 全国学会
発表形式 ポスター
単独共同区分 共同
発表者・共同発表者 青木三恵子, 高尾哲也, 高尾恭一
概要 同一家庭で生活する概ね健康な9人家族(岡山県南部在住)について味覚受容体IAS2RS発現を分析した。父40代、母30代、子は第 1子 15歳から第7子1歳までの男子4名女子3名の計9名である。味覚受容体は舌両側から擦過法で組織を採取し、RT-PCR法で分析した。妊娠および周産期は順調で妊娠中はほとんどつわりもなく、分娩時間は非常に短く安産であった。児の出生体重はすべての児が3400g以上で平均3,600gであった。母は平均的な身長でBMIは23で血糖値は正常であった。母には猫アレルギーなどがあるが父にはアレルギー傾向はない。子どもの 1名には生後 1か月での母乳によるアナフィラキシーの既往がある。先行研究によれば, TAS2Rsは、食べ物の摂取経験によって獲得するとみられ、成長とともに増加し、子どもでは少ない。しかし、対象の6~15歳までの6人全員にほとんどすべての受容体が発現しており、非常に多い。東京、関西、岡山居住者の比較研究で、岡山でほとんど発現していなかった受容体が本研究では分析者数は8と少ないものの発現していた。理由として食事担当者が岡山県出身でないことが考えられた。