シマタニ マキコ    SHIMATANI Makiko
   島谷 まき子
   所属
人間社会学部 心理学科
 
生活機構研究科 心理学専攻
 
生活機構研究科 生活機構学専攻
 
生活心理研究所 所属教員
   職種
教授
発表年月日 2015/12/06
発表テーマ 役割体験とシェアリング体験の心理劇の効果への影響
発表学会名 日本心理劇学会第21回大会抄録集P24
学会区分 全国学会
発表形式 口頭(一般)
単独共同区分 共同
開催地名 静岡
発表者・共同発表者 ◎榎本万里子・島谷まき子
概要 心理劇における役割体験(主役、主役以外の役割、観客)の違いによる心理劇の効果への影響を検討するために、各役割体験の有無とシェアリング体験のタイプの2つの要因が心理劇の効果にどのように影響するかを検討した。そのために、心理劇参加者162名に対して、シェアリング段階の録音調査、心理劇前後の心理劇の効果尺度調査、心理劇終了後にドラマ体験尺度調査ならびにシェアリング体験に関する10答法による自由記述調査を実施した。分析の結果、主役体験の有無とシェアリング体験のタイプが各々独立に心理劇の効果に影響し、主役体験有群が無群よりも、またシェアリング体験の「情動型」が「感覚型」「傍観型」よりも心理劇の効果が有意に高かった。主役以外の役割体験と観客体験の場合は、役割体験の有無に関係なく、シェアリング体験のタイプが独立に心理劇の効果に影響していた。以上の結果より、主役体験の重要性が実証された。